2009年12月アーカイブ

グルコノラクトンはグルコースの酸化によって作られたグルコン酸をもとに化学合成された有機酸です。

アルカリ性の液体では金属イオンによる沈殿防止効果があり、天然のキレート剤として製品の安定性を保つ働きをします。

洗顔料、シャンプー、リンスなどに使います。海藻由来の多糖類と一緒に混ぜるとプリン状にゲル化するのでパック素材として使われたりもします。また、歯石を溶かすなどの目的で、歯磨きに使われます。

白色の結晶性粉末状の化粧品成分です。

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンなどのアミノ酸から成りたつポリペプチド(3つのアミノ酸の結合体)です。生体内から最初に取り出されたポリペプチドです。多くの生物が持っている重要な生理活性成分で、ほとんどの生体細胞中に含まれています。特に酵母、肝臓、筋肉などに多く含まれています。

還元剤として抗酸化作用、それによる細胞機能の調節の働きをします。またメラニンの生成を抑制したり、紫外線を防御する作用、抗アレルギー、肌荒れ防止などの効果があります。

洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、パック、美白化粧品、ファンデーションなどに使われます。

白色の結晶性の粉末で、特異なにおいがあります。アレルギーの報告があります。

グルタミン酸はアミノ酸の一種。天然タンパク質の主要構成成分です。多くの物質の生体内代謝に重要な生理的役割を果たします。

皮膚を保護する効果があり、保湿、湿潤剤、ヘアコンディショニング剤として利用します。

石けん、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、シャンプー、リンス、頭髪用化粧品などに幅広く使われています。同じ目的で使用されるアミノ酸にセリン、グリシンなどがあります。

白色の結晶、または結晶性の粉末でにおいはなく、わずかに特異な味と酸味があります。

食品では、ナトリウム塩として、うまみ調味料として利用されています。 

クルミ顆粒は、クルミ科の植物オニグルミ、マンシュウグルミ、テウチグルミの種子の殻を乾燥させて細かく砕き、形を整えた粉末です。

洗浄剤や角質除去剤としてマッサージクリーム、洗顔料、クレンジング料などに配合されます。

粉末の大きさや配合の比率などで効果が違ってきます。

アレルギーの報告があります。

グレープフルーツエキスは、ミカン科の植物のグレープフルーツの果実から抽出されるエキスです。

保湿、収れん、エモリエント作用があり、皮膚にうるおい与えキメを整えます。防腐剤、皮膚コンディショニング剤としても使われます。

また体内でインシュリンレベルを調整して、空腹感を感じにくくすることで、ダイエット効果をもたらすといわれています。

精油、ビタミンA、C、Pや炭水化物、クエン酸などのフルーツ酸を多く含みます。フルーツ酸の作用は、パックやピーリングに利用されます。

ローションなどのスキンケア製品では、さっぱり感を得られます。油性肌の人向けです。

淡黄色の液体で、わずかに特異臭があります。

クレマティスエキスはキンポウゲ科の植物のコボタンヅルの葉から取れるエキスです。

保湿性、収れん効果があり、乾燥から肌を守ります。皮膚コンディショニング剤としても使用されています。

成分にはタンニン、糖類などが含まれています。

基礎化粧品に使われます。保湿用化粧品に適しています。

クロレラエキスは、クロレラから取れるエキスです。クロレラは湖沼、河川、湿地などに生息している、淡水性の緑藻植物です。

保湿性、育毛作用、細胞賦活性があります。乾燥や加齢から肌を守る化粧品に使われています。

タンパク質をはじめ、βカロチン、ビタミンB群、ミネラル、必須アミノ酸などの成分が豊富に含まれています。

乳液、美容液、美白クリーム、基礎化粧品、石けん、ヘアトニック、ヘアローション、頭髪用化粧品に使われます。

緑褐色の粘性の液体で、特異なにおいがあります。

グンジョウは、青色の着色料、顔料です。ウルトラマリンともいいます。かつては半貴石ラピスラズリを粉末にして作られていましたが、現在ではイオウ、ケイ酸アルミニウム、カーボンブラックなどの原料から合成されています。

化粧品成分としては、まゆ墨、アイライナー、マスカラ、おしろい類、アイシャドー、口紅などのメイクアップ化粧品や石鹸の着色などに使用されています。

耐熱性、耐光性は高いですが、着色力はあまり強くありません。酸には弱いですが、アルカリやアルコールには強いです。日光にあたると、イオウが揮発してくるので、保存には注意が必要です。

深青色からピンク色に近いものまで、独特の美しい色をもつ粉体です。

皮膚への毒性は知られていません。

ケイ酸(Al/Mg)とは含水ケイ酸アルミニウム・マグネシウムで、サポナイトという鉱物が主成分です。水で膨潤してゲル状になり、撹拌すると液状に変化します。

化粧品成分としては、吸着剤、被膜剤、賦形剤、抗ケーキング剤、増量剤無機充填剤、不透明化剤、親水性増粘剤、潤沢剤に使われます。顔料分散性があり、肌へのなじみ方やサラッとした感触はさわやかで独特なものです。

白色~淡褐色の粉末です。アレルギーの報告があります。

ケ-プアロエエキスはユリ科の植物のケープアロエの葉から取られるエキスです。

保湿性と消炎効果があるので肌荒れを防ぐ目的で配合されています。また、紫外線吸収効果もあります。

化粧水、乳液、クリ-ム、UVケア化粧品、ファンデーションに使用されます。

セルロースは樹木、麻、綿実などの植物から取れたパルプの結晶部分を取り出して精製した物です。
植物の細胞膜の主成分です。

パウダー類の基剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤として、スキンケア製品の懸濁剤、粘度の調整剤、余分な皮脂や汗などを繊維の間に吸着するため、洗顔料やパックでのピーリングのベースなどに用いられます。他に研磨、スクラブ剤、増量剤、乳化安定剤、親水性増粘剤、滑沢剤として配合されます。

洗顔料、基礎化粧品、パウダー、ファンデーション、チーク、アイシャドウ、アイライナー、口紅などに使われています。

白色~灰白色の水にとけない粉末です。アレルギーの報告があります。

ゲンチアナエキスはリンドウ科植物のゲンチアナの根や根茎から取れるエキスです。ゲンチアナは、アルプスなどの高山高地に生息する多年草で、黄色の小さな花をつけます。

発毛促進作用、細胞賦活作用があります。保湿性、抗炎性、抹消血管刺激性、を持ち、皮膚コンディショニング剤としても利用されます。

化粧水、乳液、美容液、クリーム、洗顔料、ヘアローション、育毛剤、頭髪用化粧品などに配合されてます。

摂取すると食欲増進、健胃、消化促進の効果があり、漢方薬や薬酒に利用されてきました。

淡黄色~褐色の液体で、特異臭があります。アレルギーの報告があります。

紅茶エキスには、アッサムチャの葉で作った紅茶から、エタノール溶液で抽出して取られるエキスと、紅茶から水で抽出して取られたエキスがあります。アッサムチャはツバキ科の植物です。葉を乾燥、さらに発酵させて紅茶を作ります。

エキスには、収れん、保湿、消炎作用があります。肌のキメを整え、うるおいを与える目的で使われます。チロシナーゼ(酸化酵素の一種)の活性を阻害する効果も確認されています。

カフェイン、カテキン、アライントン、タンニン、ビタミン、キサンチンなどの成分を含んでいます。

赤褐色の透明な液体です。

2004年10月1日薬事法改正により、コエンザイムQ10の化粧品への添加が認められました。オレンジ色から黄色の結晶状で、無味無臭の物質です。

現在では、いろいろな種類のコエンザイムQ10配合化粧品が出回っています。コエンザイムQ10は化粧品にうるおい成分や保湿成分として使用されており、肌にハリやツヤを与えると期待されています。

コエンザイムQ10は、抗酸化物質で肌の老化の原因である「過酸化脂質」の発生を抑えてくれる働きがあります。肌の老化を抑え美容に効果があるといわれます。続けて摂取する事により出来てしまった肌のシミやシワも消えるようです。

さらに、脚のむくみの解消や脚の部分やせができるダイエット効果も期待されています。コエンザイムQ10は脚の動脈を広げて血流をよくすることで、脚の水分代謝を良くすることでむくみを解消し、下半身の脂肪を燃焼させるからです。

コエンザイムQ10は加齢とともに体内のコエンザイムQ10は減少してしまいます。毎日のスキンケアにコエンザイムQ10配合のローションやクリームを使用する事により、ハリ、つやなど昔の肌に戻っていくのを実感するようです。

コーヒーエキスはアカネ科の植物のコーヒーノキの種子から得られるエキスです。カフェインやタンニン、クロロゲン酸、微量のテオブロミンなどの有効成分を含んでいます。

収れん、保湿作用を持ち、きめの細かい引き締まった肌に整える目的で使われます。抗酸化作用や紫外線から皮膚を守るなどの効果もあるといわれています。またにおいをつけるために使われることもあります。

洗顔料、化粧水、美容液、乳液などに使われます。

コーンスターチはイネ科の植物のトウモロコシの種子から作られたでんぷんです。 

粉体の基剤として、フェイスパウダーやプレストパウダー、ファンデーションなどに、感触や肌への伸びを良くする目的で、フェイスパウダーやプレストパウダー、ベビ-パウダーにタルクと混ぜて、また乳化安定剤として乳液やパックなどに使います。温水に溶かしたゲルは柔軟剤として、クリームやパックに保護剤として、またスクラブ剤、吸着剤、親水性増粘剤、冷水膨潤剤として配合されています。保湿効果もあるので入浴剤のようにお風呂にいれるのもよく、体も温まります。

皮膚に対して無害で、ナチュラル指向の素材として人気があります。化粧用コーンスターチが手作りのパウダーやファンデーションの材料として市販されています。

純白で無味無臭のさらさらとした粉末やかたまりです。

コーン油はイネ科の植物のトウモロコシの種子から分離した胚芽部分(コーンジャーム)からとれる油脂です。

化粧品には、保護剤、乳化剤、ヘアコンディショニング剤やクリームなどの油性成分として用いられます。皮膚表面に保護膜を作り、皮膚の乾燥を防いだり、メイクアップ製品の伸びをよくするためや、頭髪用化粧品にしなやかでつやのある毛髪にする目的で配合されます。ファンデーションや、オイル類にも使われます。

主成分はリノール酸、オレイン酸、パルチミン酸などの脂肪酸で不飽和脂肪酸が多く含まれています。
ほかにリン脂質、トコフェロール(ビタミンE)、ステロールなどの主要成分が他の油脂に比べて多く存在します。糖分、ビタミンB群、その他ミネラルも豊富に含んでいます。

淡黄色の液体のオイルです。

コカミドプロピルベタインは、天然のヤシ油から酵素分解で得られたヤシ油脂肪酸と、クコやサトウ大根に多く含まれるベタインとを結合させて作られるベタイン型の両性界面活性剤です。

ヤシ油とは、ココナッツオイルとも呼ばれる、ココヤシの種子(ココナッツ)から採れる油のことです。その脂肪酸は、ラウリン酸が約50パーセント、ミリスチン酸が15パーセント~20パーセント、パルミチン酸が約10パーセントと飽和脂肪酸が多くなっています。

帯電防止剤、洗浄剤、起泡剤として、主にヘアケア製品などに使用されています。

洗浄力が強く、殺菌作用、毛髪の柔軟効果があります。キメの細かい豊かな泡立ちで、洗浄中の感触も良いです。
刺激性はほとんどなく、起泡力、刺激緩和効果、コンディショニング効果など総合的な性能に優れ、保湿力も高く、仕上がりにしっとり感を出し、特に損傷毛をしっとりとまとまりやすくします。またシャンプーそのものの粘度を出す為に添加されます。
パーマやカラーリング後のPhコントロールにも適しています。

コカミドプロピルベタインによるアレルギー性接触皮膚炎の報告はまだ少なく、低刺激という性質から、目に染みにくいシャンプー・リンスなどや、ベビー用シャンプーや医療用石鹸に配合されています。

コカミドDEAとは、ヤシ脂肪酸とジエタノールアミン(DEA)を縮合して得られるジエタノールアミドの事です。別名:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド。非イオン性界面活性剤です。

洗浄剤に添加した場合、泡の安定性、増粘、起泡、洗浄性を高める効果があり、他の界面活性剤の補助として配合されることが多いです。親水性増粘剤としても配合されています。
シャンプー、クレンジングなどに利用されています。

淡黄色~黄褐色の液で、わずかに特異臭があります。

ココアンホ酢酸Naは両性合成界面活性剤です。カチオン(陽イオン)基とアニオン(陰イオン)基の両方が分子の中に含まれています。

油脂を乳化させる作用があり、乳化剤、洗浄剤、気泡剤、ヘアコンディショニング剤として使われます。硬水でも洗浄性や起泡力があります。肌への保湿効果があります。

マイルドタイプの洗顔料やシャンプーの原料にもなっています。他に化粧水、乳液、クリーム、ヘアトニック、ヘアローション、頭髪用化粧品に使われます。

アレルギーの報告があります。

ココイルアラニンTEAは、ヤシ油脂肪酸と、アミノ酸であるアラニンからできるN‐ヤシ油脂肪酸‐DL‐アラニンの、トリエタノールアミン塩の水溶液です。
別名N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐DL‐アラニントリエタノールアミン液。アニオン界面活性剤です。

肌と毛髪に優しい界面活性剤です。弱酸性~中性において豊かな泡立ちが得られ、さらっとした感触でマイルドでやさしい洗い上がりの高級な洗浄剤です。特にシリコーンや油の存在下でも泡立ちが優れることが特徴です

洗浄剤、乳化剤、ヘアコンディショニング剤として使われています。

ボディーシャンプー、ヘアシャンプーなどの、液状の洗浄料に使用されます。

ココイル加水分解コラーゲンKは、コラーゲンたんぱく質の加水分解物とヤシ油脂肪酸から作られるカリウム塩で、合成界面活性剤です。

コラーゲンは哺乳類の皮膚、骨、血管などの結合組織中のたんぱく質です。

洗浄剤、起泡剤、保湿剤、湿潤剤、感触改良剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤として使われます。

皮膚や毛髪に対して保護・保湿作用、柔軟作用があり、肌荒れを防止します。耐硬水性での気泡力、洗浄力を持ちます。

石けん、シャンプー、リンスに使われます。

淡黄色の粉末で特異なにおいがあります。

ココイル加水分解コラーゲンNaは、合成界面活性剤です。コラーゲンたんぱく質の加水分解物とヤシ油脂肪酸から作られるナトリウム塩で、コラーゲンは哺乳類の皮膚、骨、血管などの結合組織中のたんぱく質です。

洗浄剤、起泡剤、保湿剤、湿潤剤、感触改良剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤として使われます。

皮膚や毛髪に対して保護・保湿作用、柔軟作用があり、肌荒れを防止します。耐硬水性での気泡力、洗浄力を持ちます。

石けん、シャンプー、リンスに使われます。

淡黄色~淡褐色の液体で特異なにおいがあります。

ココイルグルタミン酸TEAは、グルタミン酸とN‐アシルアミノ酸塩からなる合成界面活性剤です。L‐グルタミン酸をアシル化したトリエタノールアミン塩です。

洗浄剤、乳化剤、ヘアコンディショニング剤として使われます。水に溶けやすく、気泡力、洗浄力があります。

石けん、洗顔料、シャンプー、リンス、化粧水、乳液、クリーム、頭髪化粧品などに使われます。

皮膚と同じ弱酸性で、使用後に滑らかな感触が得られます。毛髪の保護、修復効果があるとされています。

ココイルサルコシンは、アミノ酸系アニオン(陰イオン)合成界面活性剤です。筋肉中のアミノ酸クレアチンの分解生成物であるサルコシンとヤシ油脂肪酸とを合成させたものです。

気泡力、湿潤力、耐硬水性を持ち、洗浄剤、乳化剤、ヘアコンディショニング剤として使われます。

石けん、シャンプー、リンス、洗顔料、乳液、クリーム、ファンデーションなどに使われます。

白色~黄色の粘性の液で、わずかに特異臭があります。

ココベタインは、両性合成界面活性剤です。アルキルベタインにヤシ油を加え合成されています。

帯電防止剤、親水性増粘剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤、洗浄剤、起泡剤として使います。柔軟効果、保湿効果があります。

シャンプー、リンス、スタイリング剤に使用されています。毛髪にツヤとうるおいを与えます。

アレルギーの報告があります。

ココイルメチルタウリンNaは、アニオン(陰イオン)合成界面活性です。ココイルはヤシ油脂肪酸、タウリンは牛の胆汁に多いアミノ酸に似た物質です。

洗浄剤として使います。泡立ちがよく、手肌の汚れをとる目的で石けんなどに配合されています。

白色~黄色の液体で、わずかに特異臭があります。

コハク酸は、フルーツ酸の一種で動植物界に広く分布している有機酸です。アーモンドの種子、コハク、褐炭などに含まれます。化粧品の原料としては工業的に合成され作られます。

肌をひきしめる収れん剤や、他の酸性成分や塩類と組み合わせてpH調整剤として用いられます。酸性度は、約1%の水溶液でpH2.7です。水、アルコール、グリセリンなどに溶けやすい性質を持っています。

化粧水、クリーム、石けん、サンオイルなどに使われます。酒を配合したローションなどには、必ずコハク酸が含まれます。

無~白色の結晶または白色の結晶性の粉末で、においがなく特異な酸味があります。

同じ系列の化合物に、コハク酸2Na(pH調整)、コハク酸Na(pH調整)、コハク酸ジオクチル(エモリエント効果)があります。

ゴボウエキスは、キク科植物のゴボウの根から取れるエキスです。

成分にはイヌリン、タンニン、多糖類が多く含まれます。

防腐性、収れん性、保湿効果、フケ・抜け毛予防効果があります。

化粧水、クリーム、頭髪用化粧品などに使われます。

ゴマ油は、ゴマ科植物のゴマの種子から搾って取られる油です。

油剤、保護剤、香料として使われます。保湿効果、柔軟効果もあります。肌のあれを防ぎキメを整えます。

主成分はオレイン酸、リノール酸の脂肪酸です。リノール酸が多いですが安定性は高いです。そのほか抗酸化性の強いセサミン、セサモールなどの成分も含まれています。

生のゴマから搾られたゴマ油は、有機ゴマ油といい。口紅をはじめスキンケア製品に入れられます。 エステではマッサージオイルに利用されます。
 
淡黄色の液状オイルで、ゴマ特有のにおいがあります。

コムギデンプンはイネ科植物のコムギの種子から取られるでんぷんです。多糖類です。

保湿作用があります。研磨剤、スクラブ剤、吸着剤、結合剤、増量剤、親水性増粘剤としても使われます。さわやかで独特の感触を持つため、感触の改良やのびをよくする目的で、フェイスパウダーやコンパクトパウダーなどにタルクなどと混ぜて使用されています。

水分を含む製品に配合する場合には、防腐性に充分注意する必要があります。

白色の粉末、または塊りです。

コムギ胚芽エキスは、イネ科植物のコムギの胚芽から取れるエキスです。

血行促進性、抗炎性、保湿効果、柔軟効果があります。皮膚コンディショニング剤、アンチエイジング対策として乾燥肌用の化粧品に配合されます。

化粧水、クリーム、石けん、ヘアトニック、歯磨き、浴用剤に使われます。

不飽和脂肪酸、レシチン、フィトステリン、ビタミンE、酵素、デンプン、糖類などの成分が含まれています。

淡褐色の液体で特異臭があります。

コメデンプンは、イネ科植物のイネの種子(コメ)から取れるデンプンです。

付着力、被膜力があり、吸着剤、保護コロイドとして使われたり、グリセリンなどとあわせて柔軟剤として使います。パウダー類の肌へののびと感触の改良の目的で、タルクなどとあわせて使われます。増量剤としても使われます。

クリーム、フェイスパウダー、ベビーパウダーに使われます。

皮膚に対して無害ですが、湿度が高かったり、汗が多かったりすると、べとついたり毛穴をふさいだりします。微生物が繁殖しやすいので、水分を含む製品に配合する場合には、防腐性に充分注意をする必要があります。

肌色の粉末または塊りです。

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