カロットエキスはセリ科の植物ニンジン(ナニンジン)の根から抽出されたエキスです。
保湿、強壮、皮膚代謝促進、血行促進作用があり、しみを薄くさせ、くすみを防止する目的で配合されています。
ビタミンAを中心にB、C、D、Eなどのビタミン類、リンゴ酸、ジヒドログルタミン酸、糖類、グルタミン、ペクチン、レシチン、β-カロチン、アスパラギン、キサントフィル、サポニンなどの成分が含まれています。
無色~淡黄色の透明な液体です。わずかに特異なにおいがあります。
化粧品成分用語辞典化粧品を選ぶ時は、化粧品成分を知ることが大事です。化粧品には危険な有害で毒性のある成分が配合されていることもあるからです。化粧品成分表示の意味を知り、安全で肌にやさしい成分(天然成分等)の化粧品を選ぶガイドとなる辞典の役割を果たしたく思います。
なお、検索を使われると目当ての化粧品成分に素早くたどり着くことができます。 |
カロットエキスはセリ科の植物ニンジン(ナニンジン)の根から抽出されたエキスです。
保湿、強壮、皮膚代謝促進、血行促進作用があり、しみを薄くさせ、くすみを防止する目的で配合されています。
ビタミンAを中心にB、C、D、Eなどのビタミン類、リンゴ酸、ジヒドログルタミン酸、糖類、グルタミン、ペクチン、レシチン、β-カロチン、アスパラギン、キサントフィル、サポニンなどの成分が含まれています。
無色~淡黄色の透明な液体です。わずかに特異なにおいがあります。
カワラヨモギエキスはキク科の植物であるカワラヨモギの花、葉、茎から抽出したエキスです。
抗炎性、抗菌性、収れん性をもちます。成分には、タンニン、フラボイド、精油を含まれ、精油には皮膚病原性真菌の発育を強力に抑えて殺菌する作用があります。肌を清潔に保ち、肌荒れを防ぐ基礎化粧品に配合されています。また、フケやカユミを防ぐ頭髪用化粧品にも使われています。他のハーブ系エキスとの相乗効果により、肌のキメを整える成分・美白成分としてエイジングケア化粧品にも用いられます。
細胞修復と抗アレルギー作用が期待されています。
黄褐色~茶褐色の液で、特異なにおいがあります。
甘草エキスは豆科の植物のカンゾウ、またはその同属植物の根、茎から取れるエキスです。
強力な消炎効果、抗アレルギー作用、副腎皮質ホルモン性の作用を持ちます。肌荒れを防ぎ、にきびを予防するための化粧品や、フケ、カユミを防ぐヘア製品に使われます。
化粧水、乳液、基礎化粧品、頭髪用化粧品、ヘアトニック、ヘアローションなどに使われます。油溶性カンゾウエキスが美白化粧品に使用されています。界面活性剤としての効果もあり、天然成分だけで作る乳化剤の開発が続けられています。
成分としてグリチルリチン酸を特徴的に多量に含み、多くの薬理作用が確認されています。その他テルペノイドやフラボノイド配糖体のイソリクイリチン、その非糖体のイソリクイリチグニンなどを含んでいます。
美白効果はグラブリジンにあります。褐色~黒褐色の粘性のエキスで、特異なにおい、甘味があります。
発ガン性、アレルギーの報告があります。
カンテン海草のテンはグサから得られる多糖類です。
温水に徐々に解けて粘性のある液体になります。
ゲル化するため、化粧品成分として特殊な形状や感触のパックなどに配合されたり、他の高分子状の化粧品成分と混合して感触の調整に使用されたりすることもあります。また結合剤、親水性増粘剤として使われ、保水性を持ちます。
主成分はセルロース(構成単位はガラクトピラノース)です。
カンフルはクスノキの原木からとれる精油成分で、別名・樟脳(しょうのう)ともいいます。クスノキ以外に野生種のローズマリーにも多量に含有されています。
血行改善や軽い興奮を促すため、毛根活性化を目的とした製品や日焼け後の肌のほてりを沈静化させる商品に配合されます。皮膚に塗るとはじめはスーッとした清涼感があり、後に血液循環が高まってカーッと温まってきます。
化粧水、カーマインローション、ヘアトニック、シャンプー、リンス、育毛剤に使われます。ハンドクリームやリップクリームなど、荒れ防止の薬効成分として配合されています。マッサージローションに、多くは清涼・殺菌作用のあるL-メントールと共に配合されることがあります。
他に変性剤、香料、可塑剤、防腐剤、感触改良剤、合成香料として使われます。また服の虫除けにも使われます。
無色または白色半透明の結晶です。結晶性の粉末またはかたまりで、アルコールに溶けやすく、また固体から直接揮発(昇華)する性質もあります。
特異な芳香があり、味はわずかに苦くて清涼感があります。アレルギーの報告があります。
キイチゴエキスはバラ科の植物キイチゴ(ラズベリー)の果実から取られるエキスです。
保湿効果をはじめとして、収れん性、美白効果、鎮静効果、皮膚の代謝を活性化させる効果を持ちます。皮膚コンディショニング剤として幅広く使われています。
石けん、乳液、クリーム、角質ケア化粧品、ヘアローション、シャンプー、リンス、トリートメント、整髪料、頭髪用化粧品などに配合されています。
ビタミンC、有機酸、糖類、タンニン、フラボノイド、ペクチンなどの成分を含んでいます。
アレルギーの報告があります。
キウイエキスはマタタビ科の植物のキウイ(シナサルナシ)の果実から取られるエキスです。清涼感を与える特徴があります。
マイルドな保湿作用、抗酸化作用、収れん作用、皮膚柔軟作用を持ちます。化粧品成分として、化粧水、乳液、クリーム、美白化粧品に使われます。
成分としてビタミンC、タンニン、糖類、アミノ酸、タンパク分解酵素、有機酸類などを含んでいます。中でもビタミンCの含有量が多いです。
美肌を目指す美白効果への期待が高まっています。
アレルギーの報告があります。
キサンタンガムはブドウ糖などの炭水化物をキサントモナス菌を使って発酵させて作る酸性多糖類です。水溶液は微生物由来の天然ガム質で、大きな分子量がとろりとした独特な粘性を示します。
保湿効果、増粘効果があります。結合剤、乳化剤、乳化安定剤、皮膚コンディショニング剤として、親水性増粘剤、安定剤として使われます。肌表面に保護膜を作り、塗ると肌にハリが出ます。乳液やクリームの乳化を安定させる目的や、粉状化粧品を固形状にするための結合剤としても用いられます。
キサンタンガムは、化粧水、乳液、クリーム、美容液、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、オーデコロン、歯磨き、ジェル状製品に使われます。
キシリトールはカバノキの樹皮やサトウキビの搾りかすなどから取られる糖アルコールです。キシリットともいいます。
保湿、湿潤剤、保水剤、香味料として使われます。化粧品成分としては、乾燥から肌を守る保湿剤、または保香剤として使われています。キシリトールを配合した化粧品は、保湿性があるにもかかわらず、使用時のべとつきが少ない点が特長であり、他の保湿剤と併用することで、肌荒れへの効果が期待できます。
乳液、クリーム、ローション、美白クリ-ム、基礎化粧品、歯磨きに使われます。歯磨きに口腔清涼剤として配合した場合、口の中でエナメル質が溶けるのを抑制し虫歯を防ぎます。
水に溶けやすい性質です。白色の結晶または結晶性の粉末です。においはなく甘みがあります。
キトサンはカニやエビなどの甲殻類の殻に含まれるキチンという多糖類をアルカリで処理して作られます。セルロースと構造が似ています。自然界ではある種のカビの細胞壁に含まれており、工業的にはキチンから製造します。
皮膜形成剤、保湿剤として使います。使用感がヒアルロン酸に似ています。細菌の繁殖を防いだり、傷口の治癒効果があります。
化粧水、クリ-ム、乳液、美容液、美白クリーム、コンディショナーや頭髪用化粧品にも配合されています。
牛脂は牛の新鮮な脂肪に水を加え加熱して精製したものです。融点が高いオイルです。
牛脂に含まれる脂肪酸の主成分はバルチミン酸、オレイン酸、スレアリン酸です。
油剤、保護剤として、また乳化製品の融点の調整や感触の改良の目的で配合されています。石けんの原料、軟膏素材、乳液、クリーム、基礎化粧品に使われます。
白色の固体脂肪で、わずかに特異なにおいがあります。アレルギーの報告があります。
キュウリエキスはキュウリの果実から取れるエキス、または、それに濃グリセリンを加えたものです。
皮膚コンディショニング剤、エモリエント剤として使われます。ビタミンCをはじめとする多くのビタミン類、有機酸類、フラボノイドなどの成分が含まれています。
ビタミンCの持つ美白効果、有機酸の持つ穏やかな収れん効果、優れた保湿効果があります。乾燥から肌を守り、ツヤとハリを与え,キメを整えます。抗炎性、消臭性も持ちます。
日本では古くからヘチマ水とともに化粧水として使われていました。
淡黄色の透明、またはほとんど透明な液体です。きゅうり特有の芳香があります。
魚鱗箔は、タチウオ、ニシンなどの光沢のある魚類のウロコを溶媒や界面活性剤でパール状に分散させ、粘性のベースに混合して作ります。
ネイルエナメルやメイクアップ製品にパール上の光沢を与える、顔料、天然色素として使用されます。 スキンケア製品、シャンプー、リンスに配合されることもあります。
主成分はグアニンです。白色~淡黄灰色のパール光沢を持つペースト状の物質です。
金は貴金属として知られる元素です。
化粧品では主に顔料として、化粧水、スキンケア製品、ファンデーション、アイシャドウ、メイクアップ化粧品などに使われます。華やかな印象を演出する目的で使われますが、金に対する神秘的な印象から、単に見栄え以上の効用も期待して配合されている場合もあります。生体に対する影響はないと思われます。
金は化学的に安定した物質で、どのような形状の製品でも分散させて配合できますが、粘性のない化粧水では沈殿するので、分散性を高める工夫が必要になります。黄金色で軽いのが特徴です。
グアーガムは豆科植物のグアーの胚乳部分から採れる多糖類です。水に溶けやすく、粘性があります。
乳化安定剤、親水性増粘剤、ゲル化剤、結合剤として使われます。乳化物の安定性を高めたり、美容液や液状の化粧品にとろみを与えます。化粧品の使用感にハリを与える効果もあります。
化粧品、クリーム、美容液、メイクアップ化粧品、歯磨きなどに使われます。カラギーナンやカンテンなどの海草から得られるゲル化成分と一緒に配合すると、粘性が減少されます。
白色~黄白色の粉末または粒で、においはありません。
グアイアズレンはハマビシ科の植物、ユソウボクの精油から採れるグアイオールを精製加工して作られます。
消炎剤、抗菌剤として使われ、にきびや肌荒れを予防する化粧品に適しています。紫外線吸収効果があり、UVケア化粧品にも使われます。着色料としても使います。ほか乳液、クリーム、石けん、パウダー、歯磨きなどに使われます。
油脂類に溶けやすく、水には溶けません。無水アルコールにも溶けません。ユソウボクの樹液は古くから医薬品としても使われ、皮膚、口腔内の消炎・殺菌効果があります。
独特な青色のため、応用範囲が限られています。固体または液体で、わずかに特異なにおいがあります。
旧指定成分です。アレルギーの報告がある化粧品成分です。
クエン酸は天然に広く存在する有機物の一種です。レモンやミカンなどの柑橘類におおく含まれている酸味のもとです。市販のものはサツマイモのでんぷん質など、糖類を発酵させて製造し、原料にしています。
クエン酸は、安全性が高く、食品添加物としても使用されています。
化粧品成分としては、キレート剤、pH調整剤、収れん剤、酸化防止剤として使います。生体内でのエネルギー代謝において重要な役割を果たしている成分で、細胞の活動を促進する効果もあるといえます。肌のキメを整えるための化粧品には欠かせません。また、酸であるので、殺菌効果も期待されます。
化粧水、乳液、基礎化粧品、ボディソープ、歯磨きなど、肌の健康を目的とした幅広い化粧品に配合されています。
無色透明の結晶、粒、かたまり、または結晶粉末です。酸味があるが、酢酸のような刺激臭はありません。
クエン酸ナトリウムはクエン酸を炭酸ナトリウムで中和して製造します。
pH調整作用、金属イオンによる沈殿防止(キレート)作用、保湿作用、酸化防止剤、緩衝剤などさまざまな目的で使われます。
化粧水、乳液、パックを始め、多くの化粧品に配合されています。
無色の結晶性粉末で、においはありません。
クオタニウム-18は陽イオン(カチオン)合成界面活性剤の代表的なものです。炭素数14~18くらいの飽和した直鎖アルキル基を含む塩化ジアルキルメチルアンモニウムです。
毛髪に対する柔軟、帯電防止効果に優れています。ヘアスプレー、リンスなどに使います。乳化剤、保湿剤としての使用もあります。殺菌力は弱いです。
皮膚刺激性は弱いですがアレルギーの報告があります。
クオタニウム‐73は、ピオニンとも呼ばれる光反応性の薬効成分です。元来は写真感光色素として開発されました。感光素201号ともいいます。シアニン系の色素で抗菌性を持ち、黄色ブドウ球菌や大腸菌への阻止作用があります。
カチオン(陽イオン)合成界面活性剤です。殺菌防腐剤、防ばい剤、また帯電防止剤として使われています。また皮膚の清浄、整肌、保護などの目的で化粧品に配合されます。
化粧水、ローション、洗顔料、パック、ハンドクリーム、シャンプー、育毛剤、歯磨きなどに使います。にきび用や美白・エイジングケア化粧品にも使われます。化粧水には0.002%以下の濃度で添加されています。
黄色の結晶性粉末で、においはありませんが、特異な苦味があります。
アレルギーの報告があり、配合に制限(ポジティブリスト)が設けられている化粧品成分です。
クチナシエキスは、アカネ科植物のクチナシまたはその同属植物の果実(サンシシ)から採れるエキスです。
保湿性、抗炎性、鎮静効果があり、乾燥から肌を守り、肌荒れを防ぐ目的で配合されています。着色剤としても使われます。
イリドイド配合体、カロチノイド、フラボノイドなどの成分を含んでいます。
黄褐色~黒褐色の液体で、特異なにおいがある化粧品成分です。
クマザサエキスはイネ科植物のクマザサの葉から得られるエキスです。
免疫賦活作用、制菌作用、消臭作用、消炎作用、保湿性を持ちます。肌荒れ防止のための基礎化粧品や、フケ・カユミを防ぐ頭髪用化粧品、入浴剤などに配合されています。
主成分として多糖類、フラボノイド、クロロフィル、ビタミンB、有機酸、β‐アミリン、ミネラル、アミノ酸などが含まれる化粧品成分です。
クララエキスは、マメ科の植物クララの根から得られるエキスです。
保湿、発毛促進、血行促進、抗菌、収れんなどの作用があります。ニキビ・肌荒れを防ぎキメを整え、また、ふけ、カユミを防ぎ頭皮をすこやかに保ちます。美白、日焼け予防、日焼け後の皮膚をととのえる作用もあります。皮膚のハリや弾力を低下させる酵素「エラスターゼ」の活性を抑える作用があることが近年明らかになり、エイジングケア成分として使われることもあります。
洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、美白化粧品、UVケア化粧品、パック、ヘアスプレー、育毛剤、頭髪用化粧品などに使われます。オタネニンジンエキス・トウキエキス・シャクヤクエキス・ソウハクヒエキスなどの生薬や植物オイルとともに、ヘアケア製品やマッサージクリームにも配合されることもあります。
おもなに成分マトリン、オキシマトリンなどのアルカロイドや、トリホリルヒジンなどの配糖体を含んでいます。苦味はこれらの成分によるものです。
アレルギーの報告がある化粧品成分です。
グリコール酸は、自然界ではサトウキビ、未熟のブドウの実や葉などに含まれている有機酸です。クロル酢酸を加水分解させるか、アミノ酸のグリシンに亜硝酸を作用させて作ります。
pH調整剤、保湿剤、浸透剤として使われます。血行促進やしわを改善する効果があります。角質の柔軟効果や、除去効果での整肌を目的とした化粧品に配合されています。乳液、美容液、パック、UVケア化粧品に使われます。ケミカルピーリング剤としても使用されています。
水に溶けやすいです。刺激性が強いので、低濃度で肌の状態に合わせて使用する必要があります。
白色結晶または結晶性粉末です。アレルギーの報告があります。
グリシンは不せい炭素原子を持たない、最も簡単な構造の非必須アミノ酸です。動物性タンパク質中に比較的多く含まれています。
保湿効果が高く、他に血行促進作用、抗菌・酸化防止、キレート作用、緩衝作用などがあります。ニキビ・肌荒れを防ぎキメを整え、またコラーゲンをつくる原料として不可欠なため、肌再生に役立ちます。
水に溶けやすく、多くの化粧品配合成分との相性もよいです。成長ホルモンの分泌を促し、新陳代謝を盛んにするため、ダイエットにもよいとされます。
白色の結晶または、結晶性粉末で、においはなく、味は甘いです。アレルギーの報告があります。
グリセリンは、多価アルコールの一種で、体内の酵素により砂糖と同じように分解されます。天然の皮膚成分のひとつです。ヤシ油やパーム油などの天然油脂をアルカリでけん化したときに、石けんとともにできます。天然の油脂の多くは脂肪酸とこのグリセリンの化合物(トリエステル)です。
保湿剤、湿潤剤、柔軟剤、変性剤、粘度低下剤、保護剤、ヘアコンディショニング剤、保水剤、口腔ケア剤、口腔衛生剤として使用されています。吸湿性が高く、肌へのなじみやすべりも良く、肌を軟らかくし、しっとりとした潤いを与える効果があります。ヒアルロン酸ナトリウムと組み合わせると水分保持力が増し、うるおいが持続します。
水、アルコールに任意の量で溶けるため、水系に溶けない成分を配合する時に可溶化剤として使用されることも多いです。粘度や感触の調整にも便利です。
化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、ヘアスプレー、トリートメント、歯磨きなどに使われます。手作り化粧品の原料としても利用されています。
濃度が高くなると、粘膜に刺激を与えるため、配合量には注意が必要です。普通の濃度なら毒性はほとんどありません。
グリチルリチン酸2Kとは、マメ科の植物のカンゾウの根や茎から取られたものをカリウム塩の形にした、グリチルリチンの誘導体です。グリチルリチン酸ジカリウム。
香味剤、皮膚コンディショニング剤、消炎剤として使用されます。化粧品成分としては、肌荒れやにきびを防ぐ目的で使われます。化粧水、美容液、薬用石けん、シャンプー、リンス、育毛剤などに使います。
水によく溶けます。アルカリ中和タイプの増粘剤と一緒に使うと粘度が低下します。
アレルギーの報告があります。
グリチルレチン酸とは、マメ科の植物のカンゾウの根や茎から取れるグリチルリチン酸を加水分解して得られる誘導体の一つです。
消炎効果や抗アレルギー作用、細菌発育抑止作用などがあります。皮膚の炎症を緩和し、にきびなどの原因になる皮脂の分泌を抑えるため、スキンケア化粧品に利用されます。また脱毛予防・フケ・かゆみを抑えるなどの目的でヘアケア製品に配合されます。
石鹸、歯磨、シャンプー、基礎化粧品、口紅などのメイクアップ製品に使われています。
油溶性でオイルに溶けます。そのためマッサージクリームなどにも用いられます。
グリチルレチン酸には、副作用はほとんどないとされており、幅広い製品に使われている化粧品成分です。
グリチルレチン酸の誘導体には、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸アンモニウム、グリチルレチン酸ステアリルなどがあります。
グリチルレチン酸ステアリルは、グリチルリチン酸とステアリルアルコールをエステル化して作られます。マメ科の多年草である甘草から抽出されるグリチルレチンの誘導体です。
抗炎症、抗アレルギー作用、細菌発育阻止作用があります。皮膚炎症やかぶれ防止、肌荒れやにきびの予防に、また、エイジングケアのための美白成分としても使われます。
石けん、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、シャンプー、オイル系化粧品に使用されます。同じような成分であるグリチルレチン酸ジカリウムよりも抗炎症効果は高いです。
配合量によっては医薬部外品になります。
油脂原料によく溶けます。白色~淡黄白色の結晶性の粉末です。
グルコースとは、いわゆるブドウ糖のことです。天然のポリマーであるでんぷんを原料にして作られます。自然界に最も多量に存在する有機化合物です。熟した果実中や蜂蜜に多く含まれます。動物界では血液やリンパ液中にあり、「血糖」としてからだの細胞に運ばれて、筋肉や臓器で使われます。
水には溶けやすいですが、アルコールには溶けません。水分を吸収するので湿潤剤や、保水剤に使います。保湿効果は強力で、化粧水、乳液、クリームなど、乾燥から肌を守る化粧品に適しています。
製品の水分蒸発を防ぐ効果もあります。粉体の結合剤として、メイクアップ製品の安定性を高めるために配合されることもあります。
白色の結晶、または結晶性の粉末で、甘い味がします。
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