コハク酸

コハク酸は、フルーツ酸の一種で動植物界に広く分布している有機酸です。アーモンドの種子、コハク、褐炭などに含まれます。化粧品の原料としては工業的に合成され作られます。

肌をひきしめる収れん剤や、他の酸性成分や塩類と組み合わせてpH調整剤として用いられます。酸性度は、約1%の水溶液でpH2.7です。水、アルコール、グリセリンなどに溶けやすい性質を持っています。

化粧水、クリーム、石けん、サンオイルなどに使われます。酒を配合したローションなどには、必ずコハク酸が含まれます。

無~白色の結晶または白色の結晶性の粉末で、においがなく特異な酸味があります。

同じ系列の化合物に、コハク酸2Na(pH調整)、コハク酸Na(pH調整)、コハク酸ジオクチル(エモリエント効果)があります。

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