2010年4月アーカイブ

LPGとは、液化石油ガスの略です。プロパン、ブタン、ペンタン等の混合物です。室温では気体ですが、圧力をかけると液体になる性質を持つ液化ガスです。これにその他の原料を溶かして原液をつくり、充填して製品にします。
 
エアゾール製品の噴霧剤として使われています。ヘアスタイリング用のフォーム、ヘアスプレー、泡が出るタイプの洗顔料などに使われています。
 
原料臭が少ない特性があります。引火性が強いので、使用時には安全性に充分な考慮が必要です。
使用後の缶を捨てるときは自治体等の取り決めに従ってください。

N‐アルキロイルメチルタウリンナトリウムは、アニオン(陰イオン)界面活性剤の代表的なもののひとつです。別名、N‐ステアロイル‐N‐メチルタウリンナトリウム。

酸性の水や、硬水でも使用できる洗浄成分です。安全性が高く、泡立ちが良く、汚れも良く落とせるので、シャンプーや洗顔料に広く用いられています。

PCA‐Naは、ピロリドンカルボン酸ナトリウムの水溶液です。

ピロリドンカルボン酸はNMF(自然保湿因子)の成分のひとつで角質層に多く含まれています。

ピロリンドンカルボン酸は、酸の形では吸湿性はありませんが、塩、特にナトリウム塩はきわめて優れた保湿性を発揮します。グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールよりすぐれているとされ、皮膚、毛髪の水分保持に役立ち、柔軟性を与えることも証明されています。化粧製品成分としての製品はグルタミン酸を化学処理して合成します。

保湿剤、湿潤剤、保水剤、ヘアコンディショニング剤、アミノ酸誘導体として使われます。ほかの保湿成分との併用で保湿効果を増します。

ローション、乳液、クリームなどの基礎化粧品や、石けん、歯みがき、医薬品などに保湿剤として用いられています。

水によく溶けます。無色透明の液体で、においはありません。肌や目に対する刺激はほとんどありません。

PCA‐Naアラントインは、別名・DL‐ピロリドンカルボン酸ナトリウム・アラントインともいいます。アミノ酸誘導体、保湿剤です。
ピロリドンカルボン酸はNMF(自然保湿因子)の成分のひとつで、アラントインは肌荒れ防止剤、消炎剤です。
 
配合上限があります。

高重合ポリエチレングリコールの略です。多価アルコール類。酸化エチレン(強い殺菌作用のある揮発性の液体)を基につくられる高分子(合成ポリマー)です。

結合剤、乳化安定剤、親水性増粘剤、皮膜形成調整剤、感触改良剤、安定化剤として使われます。

分子の大きさで、液体から固体までの多様な性質を持ちます。水溶液には粘性があります。
アイライナー、口紅などに使われます。

PEG‐2水添ヒマシ油は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の一種です。ノニオン(非イオン)合成界面活性剤の代表的な原料です。ヒマシ油(トウゴマの種子からとれる油脂)に親水性のポリオキシエチレンを結合させ作ります。合成ポリマーです。

乳化剤、可溶化剤、分散剤、エモリエント剤、合成界面活性剤、洗浄剤として使われます。製品の色がきれいに透明になるように香料を溶かし込んだり、化粧水に油を溶かしたりするはたらきがあります。

また、泡立ちがよく、洗浄力も強いのでシャンプ-や洗顔クリームによく使われます。他に乳液や石鹸にも使われます。

白色の固形脂肪です。毒性は弱いとされてます。

PEG‐12ジメチコンはシリコーンとアルキルエーテルからなる界面活性剤で、もっともよく使われている水溶性のシリコーンです。

乳化作用、分散作用、浸透作用に優れています。
シリコン油と相溶性がよく、シリコン油を乳化し易くします。シリコン油を配合したメーキャップ製品を除去したり、髪に付いたシリコーンを流す作用があります。使用しているとPEG‐12ジメチコン自体が髪に付着しますが、水となじみやすいためシャンプーなどで洗って濯げば簡単に取れていきます。

主にクレンジングクリームに使われています。スキンケア製品、 メイクアップ化粧品、シャンプーのコンディショニング、頭髪用油剤として幅広く使用されています。

安全性は高いとされています。

PEG‐20ソルビタンココエートは、 ヤシ脂肪酸とソルビトールを化学合成した、ヤシ脂肪酸ソルビタンに酸化エチレンを付加重合したものです。別名:ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E、O)。

非イオン性の界面活性剤です。安全性が高く、優れた乳化力を持ち乳化剤や洗浄剤、可溶化剤、分散剤として使用されます。

乳化剤としてクリームや乳液に、洗浄助剤として石けんやシャンプー、クレンジングなどに配合されています。

微黄色~黄色の液体で、わずかに特異臭があります。

ソルビット液やソルビン酸、ソルビン酸Kとは違うものです。

PEG‐30は、ポリエチレングリコールのことで、酸化エチレンの重合体です。水かエチレングリコールに酸化エチレンをつけた水溶性高分子化合物(ポリマー)で多価アルコール類です。
エチレングリコールと酸化エチレンは石油や天然ガスの中に含まれているエチレンガスから合成されます。

化粧品には保湿剤、安定剤として使われます、また湯ざわりをなめらかにする成分として入浴剤にも使われています。

PEG‐60水添ヒマシ油は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の一種です。トウゴマの種から採取したヒマシ油に水素添加して作られた硬化ヒマシ油に、酸化エチレンを付加重合して作られます。油脂ヒマシ油の誘導体です。
 
粘り気があり、エタノールに溶ける独特の性質を活かして、香料を透明になるように溶かし込んだり、油を化粧水に溶かし込んだりする目的で使われます。色がきれいに溶け込んでいる透明な化粧水などはその1例です。
 
化粧水、アイライナー、アイシャドウ、マスカラなどに使われます。安全性が高く、医薬品にも利用されています。

白色の固形脂肪です。

PEG‐60ヒマシ油は、ポリエキシエチレンヒマシ油の一種です。ノニオン(陰イオン)合成界面活性剤で、合成ポリマーでもあります。トウゴマの種からとれる油脂ヒマシ油に、酸化エチレンを付加してつくられます。

洗浄剤、可溶化剤、乳化剤、柔軟剤として使われます。モル数(物質量を表す単位)40以上のものが、化粧品では、可溶化剤として使われます。医療用にも利用されています。

化粧水、アイライナー、アイシャドウ、マスカラなどに使われます。

PGとはプロピレングリコールの略で、多価アルコール類です。プロピレンクロロヒドリン、または、酸化プロピレンの加水分解によって作られます。

空気中の水分を吸収する性質があり、保湿効果が高く、保湿剤、湿潤剤、保水剤、ヘアコンディショニング剤として使われ、乾燥から髪や皮膚を守ります。

また有機化合物を溶かす働きに優れています。そのため溶解補助剤、可溶化剤としても使われています。植物からエキスを抽出するための溶剤にも使われています。

水とどのような割合ででもよく混ざり、アルコールにも非常によく溶けます。油分と水を均一に混合するために使われている乳化剤の働きを助けます。

微生物の繁殖を抑える抗菌作用もあり、製品の防腐性を高めるためにも使用されます。肌への刺激を和らげる働きや化粧品のノビをよくする効果もあります。

化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、シャンプー、コンディショナーなどに使用されます。

無色透明で、ほとんど匂いがなく、わずかに甘みと苦味があります。外観、働きがグリセリンに似ていますが、粘度が低いため、使用感はさっぱりしてます。

PPG‐4ブチルは別名ポリオキシプロピレンブチルエーテル。合成ポリマーです。

マニキュアのリムーバーなどの溶剤に使います。異種が多くあり、数値の大きいものは、基礎油剤としても使われています。

PPG‐28ブテス‐35とは、ポリオキシエチレン(35)ポリオキシプロピレン(28)ブチルエーテルの略です。

陰イオン(ノニオン)合成界面活性剤の代表的原料です。親水基であるポリオキシエチレンと親油基であるポリオキシプロピレンを重合させた合成ポリマーでもあり、さまざまな合成比率で作られています。

乳化剤、乳化安定剤、皮膚および髪のコンディショニング剤、肌荒れ防止剤、消泡剤として使われます。潤滑性、低発泡性を持ちます。

クリームなどさまざまな乳化製品に使われています。

アレルギー性、発がん性の報告があります。

RNA‐NAは、酵母の菌体から抽出・精製されたリボ核酸のナトリウム塩です。リボ核酸ナトリウム。

湿剤、皮膚コンディショニング剤、柔軟剤、乳化剤として使われます。

保湿効果は高く、被膜性もあるため、乳液やクリ-ムに配合して肌の保護力を高めるのに適しています。他に、石?、ファンデ-ション、アイシャドウ、チーク、シャンプー、リンスにも使われます。

白色~灰白色の結晶体の粉末で、においはありません。肌への刺激はまずないようです。

リボ核酸(RNA)は保湿剤として、石鹸、シャンプー、クリーム、乳液などに使われています。

t‐ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、UV‐Aの吸収剤です。紫外線散乱剤である微粒子酸化チタン、酸化チタン、酸化亜鉛などと組み合わせて使われます。

UV‐Aの吸収剤は種類が少なく、その中で最も使われているのがこの成分です。基礎化粧品、メイクアップ化粧品など、多くの日焼け止め化粧品に配合されています。

水、アルコールにはほとんど溶けず、わずかですが油には溶けます。

淡黄色~黄色の粉末で、特異臭があります。アレルギーの報告があります。ポジティブリスト。

 トリエタノールアミンの略です。アルカリ剤です。アンモニア水と酸化エチレンの反応によって作られます。

 石?や合成界面活性剤の原料として、またステアリン酸との組み合わせで乳化成分を作る場合や、カルボマーの中和剤としてジェルを作る場合などに使われています。PH調整剤、柔軟剤、保湿剤としても多くの化粧品に配合されています。

 他にも乳液、クリーム、ロ-ション、クレンジングクリーム、石?、口紅、アイシャドウ、ファンデーション、メイクアップ化粧品、香水など多くの化粧品に使われます。

 吸湿性のある無色~淡黄色の液体でわずかにアンモニアの臭気があります。空気や紫外線で褐色に着色されます。

 旧指定成分。発ガン性、アレルギー性の報告があります。配合料と成分との組み合わせには注意してください。

 ハイドロキノンの糖誘導体です。コケモモなどの植物に含まれている成分で、原料としては糖とハイドロキノンから合成して作られています。

 メラニン合成の鍵を握るチロシナーゼという酵素の活性を抑える作用に優れ、日焼けなどからシミソバカスを防ぐ美白成分として使われています。

 無色の針状結晶で、水やアルコールによく溶けます。

アーモンド油はバラ科植物のアーモンドの種子から取られるオイルです。扁桃(へんとう)油ともいいます。

油剤、保湿剤として使われます。肌を柔軟にする効果があり、水分の保持効果に優れてます。乳液、クリーム、石?、美白クリ-ムに、またオイル製品に使われます。

主成分はオレイン酸で80%前後含んでいます。リノール酸も比較的多く含んでいます。不飽和度が高く、凝固点はかなり低いです。 酸化を防ぐためにビタミンEなどの酸化防止剤と併用されます。

無色~淡黄色の液体油です。アレルギーの報告があります。

アクリル系合成ポリマー(1)は、アクリル酸Naグラフトデンプン、アクリル酸Naクロスポリマーがあります。

アクリル酸Naグラフトデンプンは、 別名をデンプン・アクリル酸ナトリウムグラフト重合体といいます。増粘剤、ゲル化剤として使用します。

アクリル酸Naクロスポリマーは、別名を架橋方ポリアクリル酸ナトリウムといいます。増粘剤として使用します。

合成ポリマーについて

アクリル系合成ポリマー(2)には、アクリル酸アルキルコポリマーAMP、アクリル酸アルキルコポリマーNa、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーがあります。


アクリル酸アルキルコポリマーAMPは、アクリル酸から作られる水分性高分子(ポリマー)です。皮膜形成剤の一種で、ヘアスプレー・セットローションなどの基剤として使います。アクリル樹脂アルカノールアミン液ともいいます。
(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP
(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMPD


アクリル酸アルキルコポリマーNaは、アクリル系合成ポリマーで、感触改良剤、粘結剤として使います。ヘアセットやアイメイクなどに使われます。


アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムは、アクリル酸アルキルコポリマー(水溶性高分子の一つ)とアンモニウム基の化合物で、アクリル系の合成ポリマーです。皮膜形成剤、粘結剤、帯電防止剤として使用します。メイクアップ製品を中心に使われます。

(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーは、アクリル系合成ポリマーです。
アクリル酸から作られる高分子で、皮膜形成剤の一種です。皮膜形成剤、感触改良剤、粘度調整剤として使用します。

(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーは、シリコーン系、アクリル系合成ポリマーです。
均一な皮膜を作ります。固形おしろいなどの結合剤、マニキュアなどの可塑剤として使います。

合成ポリマーアクリル酸アルキルコポリマー

アクリル酸アルキルコポリマーは、アクリル系水溶性合成ポリマーです。白色の粉末または球状の固体で、においはなしか、わずかに特異臭がある化粧品成分です。

結合剤、皮膜形成剤、ヘアスタイリング剤、表面処理剤、粘結合剤、ネールラッカー用液状樹脂として、また、つきや伸びをよくする感触改良剤として使われます。

アクリル酸アルキルコポリマーは皮膜の密着性や硬さを改良した樹脂で、ヘアスプレー、セットローション、ネイルカラーなどに使われる化粧品成分です。


合成ポリマー


 

アケビ茎エキスはアケビ科アケビのエキスです。花のある時期に皮をつけたままの茎を採取し、輪切りにして日干しにしたものが原料です。これは漢方で木通(モクツウ)とよばれ、腎臓病、利尿、浮腫、婦人病などに効用があるといわれます。

アケビ茎エキスには、有効成分としてスチグマステロール、β-シトステロール及びその配糖体、ベツリンといったステロール類や、サポニン、タンニン、カリウム塩などが含まれています。

アケビ茎エキスには天然保湿因子である尿素の産生促進効果があります。尿素は皮膚に対し高い水分保持能力、核質溶解剥離作用、角質柔軟化作用を持つことが知られています。アケビ茎エキスにはアルギナーゼを活性化させる作用があり、アルギナーゼはL-アルギニンをL-オルチニンに変換して、その過程で尿素を生み出します。そのため皮膚に安定して尿素を供給することができます。
また、タンニンには収斂作用、抗酸化作用が、サポニンには抗炎症作用があります。

安全性の高い植物エキスで、刺激感もありません。

麻セルロースは、麻を原料として作られる極細の天然不溶性のセルロースパウダーです。

吸着剤、増量剤、滑沢剤として使われます。
多糖類(細胞壁・外皮などを形作る物質。生物界に広く分布する)です。

麻セルロースは麻の特性である吸湿・発散性を持ち、通気性に優れているので、ファンデーションなどの化粧品に多く使われています。

アシタバエキスは、セリ科植物アシタバの葉および茎から抽出されるエキスです。

細胞活性作用、血行促進作用、保湿作用が高く、また皮膚の心陳代謝を促して皮膚細胞の機能を高め、健康な肌への回復と維持する効果が期待できます。美白効果もあるとされます。

化粧水、乳液、クリーム、UVケア化粧品などに使われる化粧品成分です。

アシタバエキスはビタミン類(A、B群、K等)、フラボノイド、有機酸、ミネラル(カリウム)などを多く含みます。アレルギーの報告がある化粧品成分です。

アスコルビン酸はビタミンCです。レモン、オレンジなどの果実や野菜など天然植物中に広く存在しています。強い抗酸化作用があります。

酸化防止剤、美白剤、pH調整剤、皮膚コンディショニング剤として使われます。美白剤としては、メラニンの生成の途中段階を阻害することで、メラニンの生成を抑えたり、有色の酸化型メラニンを無色の還元型メラニンに変える作用があります。

また、老化を防ぐフリーラジカルの発生を防ぐ働きや、コラーゲンを作るために必要な酵素の補酵素として働きます。

皮膚への浸透性がなく、水に溶かすと非常に不安定になり、時間とともに活性を失うため、エステル化されています。皮膚に吸収されてからアスコルビン酸に代謝されます。

アスコルビン酸は化粧水、乳液、美容液、UVケア化粧品に使用される化粧品成分で、白色の板状、または針状の結晶性の粉末です。水に溶けやすく、強い酸味があります。

アスコルビン酸Naは、アスコルビン酸を安定化させたものです。

水溶性ビタミンCといわれ、強い抗酸化作用があるのでしみ・そばかす・日焼け・雪焼け防止など、肌の美白保持に効果が期待できます。

アスコルビン酸Naはコラーゲンの生成をし、皮膚の色素の異常沈着の抑制と除去作用を持つ化粧品成分で、酸化防止剤、日焼け防止や美白剤として、クリ-ム、乳液、ローションなどに使用されます。


アスコルビン酸

アスタキサンチンは赤い天然色素です。サケ、エビ、カニ、オキアミなどの海洋動物に含まれるカロチノイドです。エビやカニを加熱すると赤くなるのはアスタキサンチンによるものです。合成や動物からも抽出されてますが、ヘマトコッカスという藻類からの培養による生産も行われています。

加齢対策(保湿、皮膚のハリ・つやの改善、シミ・シワ対策など)、肌荒れ防止、くすみ防止の目的に適した成分です。

カロチノイドの中でも特に抗酸化作用の効果が強く、フリーラジカルの発生を防ぎ、炎症を予防する効果も期待されます。

アスパラガスエキスはユリ科植物アスパラガスの根から抽出されたエキスです。

保湿効果に優れ、また、皮膚細胞の活性化などにより加齢の諸症状に負けない肌を作る目的にも適しています。

クリーム、乳液、美容液など、幅広く配合されてます。

アスパラガスエキスはアスパラギンアルギニンなどのアミノ酸やサポニンを成分として含んでいます。

アスパラギン酸はアスパラガスの汁から見つけられたした必須アミノ酸です。発芽した豆類に多く含まれています。工業的には酵素法により製造されています。

保湿剤、肌荒れ防止剤、皮膚コンディショニング剤、肌コンディショニング剤として使われます。細胞賦活作用もあると言われてます。

化粧水、乳液、美容液、基礎化粧品、リンス、トリ-トメント、ヘアロ-ション、頭髪用化粧品などに使われます。

アスパラギン酸は化粧品のほかに医薬品や食品の調味料としても使われています。

白色の結晶性の粉末で、においはほとんどありません。水にはやや溶けにくいです。アレルギーの報告があります。

アセチルヘキサペプチド‐8は、植物由来のアミノ酸結合成分(ペプチド)です。別名アルジルリン。
加齢に伴ってできる表情のしわを、改善する効果をもつ化粧品成分です。
皮膚の緊張をやわらげてハリと弾力を与えます。

目尻やほうれい線に現れる表情じわは、表情筋の硬直が、繰り返されることによって深く記憶されて現れます。
また筋肉を収縮させる神経伝達物質の過剰な分泌が影響しているといわれています。

アセチルヘキサペプチド‐8は、表情じわの原因となる物質の分泌を抑え、神経細胞の活動を和らげ、表情筋による皮膚のストレスの緩和を働きかける作用があります。

美容整形で使われる「ボトックス」と似た効果を持ちますが、毒性はなく安全で安価です。

アセチルヘキサペプチドには、開発された世代により3と8があります。
アセチルヘキサペプチド‐8は、スペインで開発されました。

アセトンは化学合成して作られます。揮発性の液体で、溶解性が大きく、溶剤としてネイルエナメルに、またリムーバーの主原料として使われます。変性剤、溶剤として使われます。

リム-バーの主原料に使用する場合、保湿成分を含まない製品を使うと、爪の表面から油分や水分を取り除いてしまうので白くなり、爪の強度を低下させることもあります。そのため多くの場合、オイル分や水分など爪を保護する成分が使用されています。

アセトンはたんぱくや、樹脂を変形させることもあります。アレルギーの報告があります。

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