2010年3月アーカイブ

アズレンはキク科の植物カモミール(カミツレ)からとる精油です。カモミールの生花の中にはなく、精油を蒸留する際に形成されます。

アズレンには消炎作用があります。皮膚の湿疹や皮膚炎の治りをよくする効果を応用し、ハンドクリームなどに使われます。

敏感肌やアレルギーにも効果があるとされ、敏感肌用化粧品や日焼け防止化粧品、乳児用化粧品、歯磨き、せっけん、、入浴用化粧品、アフターシェーブ化粧品に使われます。

そのものは水に溶けにくいのですが、化粧品原料としては水になじみやすい水溶アズレンにしてあります。

純粋な結晶は、濃い青色です。配合した商品も青~青紫を帯びます。この色は時間が経つと薄れていきますが、効果には変化はありません。

アセロラエキスは、中南米原産キントラノオ科植物のグミに似た赤い果実から抽出したエキスです。

美白効果、収斂効果、皮膚柔軟効果などがあり、多くの商品に配合されています。

ビタミンCを非常に多く含み、他にビタミンA、チアミン、リボフラビン、ニコチン酸などを含んでいます。

リボフラビン

アデノシン一リン酸はRNA(リボ核酸)中に見られる有機化合物で、AMP(アデノシン・モノ・ホスフェート)と略されます。別名アデニル酸。

AMPは生物のエネルギー代謝に必要な物質です。種子、球根、木の芽などや、母乳にも含まれています。

以前から皮膚のコンディショニング成分として使われていましたが、近年さらに、加齢により衰えた表皮細胞のターンオーバー機能を正常化する働きがあるとわかりました。
その際、皮膚に沈着したメラニン成分も排出するため、美白効果も高められます。

コンディショニング成分、細胞賦活剤として、また美白効果を期待してクリーム、乳液、パック、洗顔料に配合されています。

アデノシン三リン酸2Naは、生物がさまざまな活動を行うための基本となるエネルギーを発生させる生体成分です。

皮膚細胞を活性化させる働きがあります。皮膚コンディショニング剤、保湿剤、核酸分解物として使われます。

化粧水、乳液、クリーム、美容液、洗顔料、美白クリームなどに配合されてます。

アデノシン三リン酸2Naは水に溶けやすい性質です。白色の結晶や結晶性の粉末です。

アボカド油は、クスノキ科植物のアボカド(日本名ワニナシ)の実から、とられます。

アボカド油の成分にはオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸が多く、そのほかパルチミン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ビタミン、フィトステロール、レシチンが含まれています。

保湿剤、油剤として使われます。皮膚への親和性や柔軟性にすぐれているので、表皮に浸透して潤い効果が得られます。

クリーム、乳液、美白クリーム、リップクリームなどに使われています。

オリ-ブ油に比べるとやや粘度があり、重い感触です。薄黄色~褐色の油脂です。アレルギーの報告があります。

オレイン酸 リノール酸 ステアリン酸 レシチン

アマチャエキスは アマチャの葉や枝先からとられるエキス、またはエキスを乾燥させ、粉末にしたものです。

消炎効果、保湿効果、柔軟効果があり、保湿剤、皮膚コンディショニング剤として肌を乾燥から守るために、クリーム、乳液、美容液に使われます。他に、石けんや、頭髪化粧品などにも使われます。

アマチャはユキノシタ科の落葉の低木で、葉をもんで醗酵させると甘味が出てきます。

アマチャエキスは黄~黒色の液体。特異なにおいがあります。粉末は、淡黄色~黄緑色です。

アミノ酪酸は、じゃがいもの根茎、りんごの果肉、豆科植物の根粒、茶の葉、哺乳動物の脳髄など動植物界に広く存在する成分です。

保湿剤としてや、血液循環の促進、皮膚細胞を活性化させることを目的に配合されています。皮膚細胞の増殖力、回復力、水分保持力を高めます。

乳液、クリーム、美容液、パックなどに使われます。

アミノ酪酸は水に溶けやすく、アルコールには溶けません。針状の結晶です。アレルギーの報告があります。

アラニンは角質に含まれる天然の保湿成分です。糖質代謝に重要な役割を果たしています。

皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤、アミノ酸、キレート剤、洗浄剤の助剤として使用されます。肌表面がアルカリ性にならないよう、角質層のバリア機能を高める働きもあるといわれています。

化粧水、乳液、洗顔料、石けん、基礎化粧品、ファンデーションなどに使われます。

アラニンは無色~白色の結晶や結晶や結晶性の粉末です。においはなく甘みがあります。肌への刺激はまずないようです。

アラントインは牛の羊膜(アラントイス)の分泌液中に発見された成分です。、

生物界に多く見られる成分で、動物だけでなく、コンフリーの葉、小麦の芽やタバコの種子などに含まれています。

皮膚コンディショニング剤、保護剤、肌荒れ防止剤、消炎剤として使われます。細胞を活性化する働きや、こうアレルギー効果、消炎効果が肌荒れを防ぎます。収斂効果もあり、にきびや唇のあれ防止に使われています。育毛作用もあります。

化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、薬用石けん、美白クリーム、メイクアップ化粧品、育毛剤、シャンプー、リンス、ヘアトニック、ヘアローション、頭髪用化粧品、アフターシェービングローション、脱臭剤などに使われます。

化粧品のほかに歯茎の出血、腫れの改善を目的に歯磨きに配合されます。皮膚疾患の治療にも使われます。

白色で、味もにおいもない粉末で、水に溶けます。

アルキッド‐3は合成ポリマーです。別名エボキシ変性フタル酸系アルキッド樹脂。

フタノール酸とアルコールから作られるポリエステル樹脂にエボキシ樹脂を付加合成させた原料です。
揮発性の溶剤に溶け、溶剤が蒸発したあとに水に強い皮膜を作ります。

アルキッド‐3は、マニキュア、ネイルエナメルに持ちをよくするため、皮膚形成剤のニトロセルロースと一緒に配合されています。

環境ホルモンである可能性があります。

ニトロセルロース

アルギニンは、必須アミノ酸の一種です。
生体たんぱく質の成分として、動植物界に広く分布しており、魚の白子のたんぱく質であるプロピタミン中には特に多く含まれています。植物種子にも多く含まれます。

体内での代謝に重要な役割を果たし、尿素やコラーゲンを作ることに関係しています。
化粧品成分としては、保湿効果があり、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤として使われるほか、アミノ酸の中でもっともアルカリ度が高いため、水溶液が、他の成分を乳化させる時にアルカリ剤(中和剤)として使用されます。

乳液、クリーム、シャンプー、コンディショナーなどに使用します。

白色の結晶や結晶性の粉末です。わずかに特異なにおいがあります。

アルギン酸Naは、アラメ、カジメ、コンブ、わかめなどの海草にふくまれる多糖類、アルギン酸のナトリウム塩です。

アルギン酸はそのままでは水に溶けませんが、ナトリウム塩はよく溶けます。アルギン酸Naの水溶液には粘性があり、親水性増粘剤、乳化安定剤として、また感触の改良、保湿性保護膜を作るため、結合剤などに使われます。

乳液、クリーム、ローション、洗顔料、石けん、パック、ファンデーション、シャンプー、フレグランス化粧品などに使われます。

アルギン酸Naは、白色~淡黄色の粉末か粒。わずかに特異なにおいがあります。

アルジルリンは、表情によりできるシワを改善する効果のあるアミノ酸です。別名、アセチルヘキサペプチド‐3。

表情の変化によって口元や目元などにみられる表情じわは、筋肉の緊張と、筋肉を収縮させる神経伝達物質、カテコールアミンの過剰な分泌が影響しているといわれます。

アルジルリンはカテコールアミンの分泌を抑えるはたらきにより、筋肉の緊張を緩和させ改善させます。

シワを改善する治療といえば、ボツリヌス菌から抽出した毒素であるボトックスを注射する方法が有名です。アルジルリンは、ボツリヌス毒素に比べて即効性は劣りますが、美容液などの化粧品に配合して、スキンケアの一環として手軽に使え、費用も安く、副作用も痛みもなく、安全というメリットがあります。

いま、人気が高まっている化粧品成分です。

アルテアエキスは、アオイ科の植物のビロウドアオイの根、葉から取られるエキスです。

水分保持力の高い多糖類を含んでいるため、保湿作用が非常に強く、保湿剤として使われます。また、マイルドな収斂性を持ち、肌を引き締める収斂化粧品に配合されています。他に皮膚柔軟化、刺激緩和、消炎作用を持ち、肌を守ります。

化粧水、乳液、クリーム、などの基礎化粧品や、ファンデーション、頭髪用化粧品に使われます。
成分には、粘液質、でんぷん、ペクチン、ショ糖、Ⅰ‐アスパラギン、脂肪油、ムチン、ミネラル、タンニン、フィトステロールが含まれています。

淡黄色、褐色の液で、わずかに特異なにおいがあります。

アルニカエキスは、キク科植物のアルニカの花や根から取れるエキスです。

抗炎症、刺激緩和、沈静、保湿、血行促進の作用があります。保湿性、収れん作用があり、肌荒れやにきびなどの肌トラブルを防ぐ目的で化粧品に配合されています。

化粧水、乳液、クリーム、マッサージクリーム、洗顔料、美容液、石けん、パック、シャンプー、リンス、
に使われます。頭髪用化粧品では頭髪の育毛の刺激薬として効果があるとされてます。ボディー用マッサージクリームでは消血管を拡張する事によって血流量を増加し、血液の抹消循環を改善しセルライトの除去作用が期待されます。

ロチノイド、フラボン、タンニン、トリテルペノイド、サポニンなどの成分が含まれています。

他のハーブエキスと一緒に使うと相乗効果が得られるとされています。油溶性エキスは淡黄~褐色の液体で、わずかに特異なにおいがあります。

アルブミンとは、動植物の細胞や体液に含まれる一群の可溶性のたんぱく質の総称です。鶏卵卵白を脱糖処理したものを噴霧乾燥して作られます。

皮膜形成剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤として、乳液、クリームなどに使います。

グルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシンなどが成分に含まれています。

白色~淡黄色の粉末で、わずかに特有のにおいがあります。

アルミナは、可溶性のアルミニウム塩の水溶液から取られます。別名、酸化アルミニウム。

研磨、スクラブ剤、抗ケーキング剤、増量剤、不透明化剤、顔料として使います。

化粧分成分としては、紫外線や赤外線、可視光線などの幅広い光線(電磁波)を反射します。

また洗顔料のスクラブ剤として、シリカやタルクと併用して微粒子状態で配合されます。ごく細かい状態で配合してあるので、肌を傷つける心配はありません。

また水に溶けない性質を生かし、カバー力の高い白色顔料としてメイク製品にも配合されます。

他に、乳液、ファンデーション、フェイスパウダー、口紅、メイクアップ化粧品、歯磨きなどに使われます。

白い粉末でにおいはありません。

アロエベラエキス‐1は、アロエベラの葉の液汁からアロインを除去してから、乾燥した粉末を水、エタノール、グリコール類などの液体に溶解、抽出して作ったエキスです(アロエベラを食品や化粧品に使うときには、薬局方の成分であるアロインを除去しなければなりません)。

アロエベラエキス‐1保湿作用に優れているので、肌保護用の化粧品に幅広く配合されています。
単独配合より他の保湿成分と組み合わせることで、さらに効果的な保湿作用が得られます。

化粧水、クリーム、乳液、美容液などに使われています。

ユリ科の植物のキダチアロエアロエベラの葉や葉汁を乾燥したものから取られるエキスです。

皮膚コンディショニング剤、エモリエント剤、保水剤、口腔ケア剤として使われます。

非常に保湿性、保護性に優れ、消炎効果もあるので、肌荒れ改善や真皮の水分保持機能を高めることにより、シワ、タルミを予防することが期待されています。紫外線吸収効果のある成分も含まれるため、UVケア化粧品に配合されることもあります。

化粧水、乳液、クリ-ム、美容液、ファンデ-ションなどに使われます。育毛剤にも使われているようです。

粘液質の多糖類とアロエエモジンを含み、また、ミネラル分も豊富です。

アレルギーの報告があります。

アンズ核はバラ科植物のアンズ、ホンアンズの種子の内果皮を砕いて作られた粒子状の原料です。

スクラブ剤として、利用されます。
たまった古い角質や乾燥して硬くなった角質を除去して、カカトや膝の黒ずみを防ぎます。

粒子の大きさでハードタイプ、ソフトタイプに分かれ、ハードなものは膝やカカト、肘に適しています。

クリーム・クレンジング・石鹸や多くのボディ用商品に配合されています。

硬い素材なので目に入らないような注意は必要です。

安息香酸塩Naは、防腐剤、殺菌防腐剤、保存剤として使用される成分です。殺菌作用は弱いですが、強い抗菌作用があります。

化粧品成分としては、化粧水、乳液、クリーム、美白クリーム、ハンドクリーム、ファンデーション、ヘアローション、シャンプー、コンディショナー、歯磨きなどに使われています。安定性が余りよくないためパラベンと併用されることが多いです。これにより、殺菌力の相乗効果も期待できます。

白色の粒状や結晶性の粉末です。においはなく甘い収れん性の味があります。
 
旧指定成分です。発がん性とアレルギーの報告があります。安全性と有効性の面から、配合料は0.2%以下と規制されています(ポジティブリスト)。

イオウは、英語でサルファー(SULFUR)といわれる元素です。
火山などから得られる天然硫黄のほか、鉱物から生成されたり、石油の生成過程で脱硫装置から回収されています。

角質溶解剤としてにきび予防に利用されます。皮膚表面のタンパク質と反応して硫化物となり、硬くなった角質を柔らかくしたり、取り除くことで、にきびを防ぎます。

還元漂白剤として利用されたこともありますが、現在では次々に優れた美白素材が開発されているので、美白目的ではほとんど使われなくなりました。

水には溶けず、アルコールにもほとんど溶けません。薄黄色~黄色の微細な結晶か結晶性の粉末です。
においや味ははありませんが、温度が高くなったり時間がたつと色が濃くなってわずかに硫黄のにおいがすることがあります。
銀製品につくと黒く変色させてしまうので、装飾品を取り外しておく必要があります。

配合量には規制があるので、注意が必要です。

イソステアリン酸は、炭化水素から合成される飽和脂肪酸です。

結合剤、洗浄剤、油剤、界面活性剤の原料として使われます。ステアリン酸、オレイン酸などとともに乳化剤として数多くの誘導体が作られ、利用されています。

オレイン酸に性状は似ていますが、比較すると酸化されにくく、安定しています。常温で液状のため、常温で固形状のステアリン酸などと併用することで、安定性を高めたり、感触を改良したりできます。製品の安定性を高め、肌へのなじみをよくし、なめらかな感触に仕上げる働きをします。

化粧品成分としてm乳液、クリーム、美容液、美白クリーム、リキッドファンデ-ションなどに使われています。

無色~淡黄色のオイルです(液状の場合)。アレルギーの報告があります。

イソブチルパラベンとは、パラオキシ安息香酸エステル=パラベンの一種で、パラオキシ安息香酸イソブチルのことです。

長年にわたり研究され、幅広く利用されている防腐剤の一つです。
様々な種類の微生物に対して効果があります。

パラベンの仲間を複数組みあわせることで、防腐効果がより高まります。

パラベンは上限を1%として化粧品に配合することが認められています。

イチョウエキスは、イチョウ科植物・イチョウの葉から得られるエキスです。

保水性、保湿性、抗酸化作用、皮膚柔軟性に優れ、皮膚の血行をよくして健康的な肌にします。シミ・ソバカスの防止などを目的に使用されています。育毛効果もあり、現在着目されている植物成分のひとつです。

化粧水、乳液、クリーム、美白クリーム、育毛剤、入浴剤などに使われます。多量のフラボノイド(ケルセチン、ケンフェロール、カテキンなど)が含まれています。

種皮は逆にかぶれを起こしやすいので注意が必要です。褐色の透明液体で、特異臭がある化粧品成分です。

イノシトールは、ビタミン様物質のひとつです。イノシットともいいます。

グレープフルーツなどの植物や、動物、微生物に広く分布しています。穀類に含まれるフィチン酸を加水分解して得られます。

化粧品には、ヘアコンディショニング剤、保水剤、保湿剤として使われます。肌荒れを防ぐ、脱毛予防、皮膚病予防などの働きがあります。
健康なヒフ組織の維持に欠かせない生体成分です。

化粧水、乳液、クリーム、基礎化粧品、頭髪用化粧品に使われます。

白色の結晶や結晶や結晶性の粉末です。においはなく甘みがあります。アレルギーの報告があります。

ウコンエキスは、ショウガ科の植物のウコンの根茎から得られるエキスです。エキスの精製方法によって肌に対する働きが変わります。

抗炎性、抗菌性、抗酸化性、保湿性を持ちます。成分としておもに消炎効果のあるクルクミンを含みます。

化粧品成分としては、消炎効果により、肌荒れを防ぐ目的で配合されます。また黄色の着色料としてアイシャドウ、メイクアップ化粧品に使われていますが、光で色があせやすいので注意が必要です。

ヒフに対する刺激成分も含まれているので、エキス精製するときに注意が必要です。

黄色~暗赤褐色の液体やかたまり、または粉末やペースト状で、特異なにおいがあります。アレルギーの報告がある化粧品成分です。

ウワウルシエキスは、ツツジ科のウワウルシ(別名クマコケモモ)の果実、葉、脇芽から取られるエキスです。

アルブチン、メチルアルブチン、エラグ酸、タンニンなどの成分が含まれています。アルブチンやエラグ酸はメラニンの合成を抑制する働きがあるので美白効果を目的にする化粧品に配合されています。

消炎、保湿、収れん、抗菌性などの作用があり、肌のきめを整えたり、健康な肌状態を維持する目的に使われます。

化粧水、乳液、美容液などに使われる化粧品成分です。

エイジツエキスは、野性のバラ科の植物のノイバラやその近縁種から取られるエキスです。
ノイバラの果実(偽果)を日干しにしたものを生薬名で「営実」といいます。その乾燥粉末からアルコールや精製水、またはそれらの混合液を用いて室温で抽出します

営実の煎汁を患部に塗ると、おでき、にきび、腫れ物に効果があるといわれていて、化粧品成分に利用されています。

皮膚の保護作用、収れん作用、抗酸化性、美白性、保湿性、皮膚細胞の活性効果を持ちます。
成分として含まれるフラボノイド類には、活性酸素に紫外線を照射したときに生じるヒドロキシラジカルなどを消去する抗酸化作用があることがわかっています。

成分にクエルセチン、ムルチフロリンAなどのフラボノイド類、リコピン、ビタミン類などを含みます。

黄褐色の透明な液体で、わずかに特異臭があります。アレルギーの報告があります。

エタノールとは、一般に言うアルコールです。穀類などのでんぷんを発酵させて作った天然醸造アルコール、科学的に合成した合成エタノ-ルが使われます。働きとしてはどちらも同じです。

各種物質を溶かす性質があるので、溶剤として多用されます。消泡剤、粘度低下剤、可溶化剤としても使われます。清浄、殺菌、収れん、乾燥促進などの目的でも配合されます。みずみずしさやさっぱり感を必要とする製品には重要な成分です。

化粧品成分としては、化粧水、ローション、ヘアトニック、ヘアスプレー、マニキュア、コロン、オードトワレ、デオドラント製品、 フレグランス化粧品などに使われています。

アルコールの配合量で主な働きや安全性の度合いが変ります。一緒に配合されているほかの成分の影響も受けます。アルコ-ルに過敏な人は使用は避けた方がよいです。ヘアトニックやコロン・オードトアレなどは配合量が多いので、使用部位、使用量、使い方は能書きに書いてあるとおり守りましょう。

無色透明な揮発性の液体です。特有の芳香と焼け付くような味がします。発ガン、アレルギーの報告があります。

エチルパラベンとは、パラオキシ安息香酸エステル=パラベンの一種で、パラオキシ安息香酸エチルのことです。

静菌作用が強く、広範囲の微生物に有効な防腐成分です。

主に化粧品の殺菌防腐剤として、化粧品内に雑菌が繁殖しないように入っています。
他の防腐成分と組み合わせることで、効果は強まります。

安全性が高く、皮ふ刺激が低いため化粧品全般に使われています。
赤ちゃんのおしりふきにも使われています。

パラベンは上限を1%として化粧品に配合することが認められています。

塩化アルミニウムはアルミニウムの塩化物です。アルミニウム粉と塩素を熱反応させて得られる結晶です。
白色~微黄白色の結晶性粉末で水に良く溶けます。

化粧品成分としては、肌を引き締める働きや制汗作用を持ち、アストリンゼントローションやデオドラント製品に使われています。

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