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アケビ茎エキス

アケビ茎エキスはアケビ科アケビのエキスです。花のある時期に皮をつけたままの茎を採取し、輪切りにして日干しにしたものが原料です。これは漢方で木通(モクツウ)とよばれ、腎臓病、利尿、浮腫、婦人病などに効用があるといわれます。

アケビ茎エキスには、有効成分としてスチグマステロール、β-シトステロール及びその配糖体、ベツリンといったステロール類や、サポニン、タンニン、カリウム塩などが含まれています。

アケビ茎エキスには天然保湿因子である尿素の産生促進効果があります。尿素は皮膚に対し高い水分保持能力、核質溶解剥離作用、角質柔軟化作用を持つことが知られています。アケビ茎エキスにはアルギナーゼを活性化させる作用があり、アルギナーゼはL-アルギニンをL-オルチニンに変換して、その過程で尿素を生み出します。そのため皮膚に安定して尿素を供給することができます。
また、タンニンには収斂作用、抗酸化作用が、サポニンには抗炎症作用があります。

安全性の高い植物エキスで、刺激感もありません。

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