化粧品成分用語辞典TOP >  は行:化粧品成分  >  ピロリドンカルボン酸(PCA)

ピロリドンカルボン酸(PCA)

ピロリドンカルボン酸(PCA)はNMF(自然保湿因子)の成分のひとつで、もともと皮膚の抽出物のひとつとして発見されました。

皮膚が角質に変化する過程で、ケラチンタンパク質の加水分解によって生成したグルタミン酸、またはガンマ・グルタミルアミノ酸から酵素による脱水反応で作られます。そのため表皮中ピロリドンカルボン酸の97%は角質層にあります。大豆、糖蜜、野菜類などの植物にも含まれます。

ピロリンドンカルボン酸は、酸の形では吸湿性はありませんが、塩、特にナトリウム塩はきわめて優れた保湿性を発揮します。皮膚中にも塩の形で存在しています。

無臭の固体です。

このページの先頭へ