2009年4月アーカイブ

ラウリルトリモニウムクロリドはカチオン(陽イオン)合成界面活性剤の代表的な原料です。分子量の違う各種のアルキル基を持つ塩化アルキルトリメチルアンモニウム塩です。

ラウリル基には、柔軟、帯電防止効果があり、水によく溶けます。乳化剤としての働きも持っています。整髪剤、シャンプー、リンスなどの頭髪用化粧品に使われる成分です。
 
配合量に制限があります。旧指定成分です。アレルギーの報告があります。

両性合成界面活性剤の代表的な原料です。植物油などからとられた脂肪酸または脂肪酸アルキルエステル、アミノ酢酸ベタインなどから合成されます。ベタインは動植物に分布している水溶性物質です。
 
帯電防止剤、洗浄剤、皮膚コンディショニング剤、親水性増粘剤、ヘアコンディショニング剤、起泡剤、シャンプー基材として使われています。湿潤、柔軟効果もあります。

シャンプー、リンス、ハンドソープ、ボディシャンプーなどに使われています。肌あたりのよい泡立ち効果があります。

水によく溶け、幅広いPHでの安定性が高く、起泡力に優れ、低刺激、などの特長があります。他の陰イオン合成界面活性剤との相溶性もよいです。アレルギーの報告があります。

ラウリルリン酸Naは、ヤシ油やパーム核油から得られる脂肪酸、ラウリルリン酸をナトリウムで中和させた界面活性剤です。

洗浄剤として洗顔料・シャンプー・リンス・クリームなどに使用されます。

他の界面活性剤と比べて、起泡性は弱いため、起泡性の高い界面活性剤と一緒に配合して使われる場合が多いです。

ラウリル硫酸エステルのナトリウム塩でアニオン(陰イオン)合成界面活性剤です。ラウリルなどのアルキル基とナトリウム、トリエタノールアミンが合成されたものです。

洗浄基剤の代表的な原料です。洗浄力、起泡力、殺菌力の強い原料です。化粧品には、殺菌、洗浄、起泡、乳化などの目的で使用されています。

石けん、クレンジングクリーム、シャンプー、リンス、浴用剤などに使われます。
 
薄黄色の液体です。旧指定成分です。アレルギーの報告があります

ラウリン酸は、ヤシ油やパーム核油などの油を加水分解したのち蒸留精製して得られる白色の固体または無色透明の液です。

特異なにおいがあります。

ラウリン酸から水酸化カリウムやトリエタノールアミンで中和して得られる石けんは、水に溶けて泡立ちがよく、液体石けん、シャンプーなどに使用されます。

還元して得られるラウリルアルコールは洗剤の原料となります。

ラウリン酸ポリグリセリル‐2はヤシ油やパーム核油から得られるラウリン酸と、ジグリセリンから得られる界面活性剤です。

水分と油分を乳化し、品質を安定させる効果に優れています。またエモリエント効果があります。
乳化剤や洗浄剤、気泡剤、乳化安定剤などとして使用されています。

クレンジング、洗顔フォーム、乳液、クリーム、コンディショナーなどに配合されます。

安全性が高く、食品添加物などへも使用されています。

ラウリン酸ポリグリセリル‐10は植物脂肪酸のラウリン酸と、水溶性保湿成分のポリグリセリン‐10とのエステルの事で、ノニオン界面活性剤です。

乳化作用があり、水分と油分を乳化し品質を安定に保つ効果に優れています。
人の皮脂に似ている成分で、皮膚に保護膜を張り潤いを保つ保湿効果、エモリエント効果があります。

乳化剤や洗浄剤、顔料の分散剤、髪と皮膚のコンディショニング剤などとして使われています。
高級アルコール系アニオン界面活性剤(ラウレス硫酸Naなど)には刺激緩和の目的でも配合されます。

ミスト状化粧水、化粧水、乳液、クリーム、クレンジング、ボディローション、日焼け止め、シャンプー、コンディショナーなどに配合されます。

淡黄色の液体です。

界面活性剤の中でも極めて安全性が高く、食品添加物にも使用されています。

ラウリン酸TEAは天然脂肪酸であるラウリン酸とアルカリ剤のトリエタノールアミンを反応させて作られる脂肪酸石鹸で、アニオン性の界面活性剤です。ラウリン酸のトリエタノールアミン塩。

起泡剤、洗浄基剤、洗浄剤として、石鹸やシャンプーに使われるほか、乳化剤としても用いられます。

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