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化粧品成分用語解説
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タール色素
タール色素
石油から取れるコールタール状の「石油タール」から、分離して合成された着色料です。混合により多彩な色を作り出すことが出来、色あせしにくく安定性が高い長所があります。
メイクアップ用化粧品のほか、基礎化粧品にも色づけをするために使われ、また赤系統はカラーリングにも使われます。
成分表示では 赤色○○号、青色○○号 のように表示されます。
多くは皮膚障害の原因となることが明らかになっています。顔面黒皮症や、接触皮膚炎、紫外線による皮膚への刺激、発赤の原因になるとされ、また多くのものに発がん性が報告されています。
化粧品には83種類が使用できます。12種類が食品添加物として認めらていれます。
毒性の点から、化粧品を選ぶさいに最も注意するべき成分です。アレルギーや敏感肌の人はタール色素入りの化粧品はさけたほうが無難です。