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加水分解ダイズタンパク

加水分解ダイズタンパクは、食品用の脱脂大豆を酵素で加水分解した成分です。大豆たんぱく質が加水分解されたポリペプチドか、水に溶けるまでの分子状態にしたものを含む溶液です。

脱脂大豆を水に分散させて水酸化NaでpH調整し、たんぱく質分解酵素(トリプシン)を加えて加水分解したものをろ過・圧縮冷却の後に塩酸を加えて作ります。また、大豆を発酵させて作る場合もあり、作られ方で成分が異なってきます。

水分保持力が強いのが特長の化粧品成分で、保湿剤、肌あれ防止剤、乳化安定剤として化粧水、乳液、クリームなどに配合されています。
またシャンプーにも使われ、頭髪に対し、しっかり吸着してダメージを補修し、外部刺激から守ります。

大豆はタンパク質や脂肪、鉄分などその栄養価の高さで古くから知られています。

狂牛病や動物愛護運動により動物由来のコラーゲンに替わって、植物由来のたんぱく質や低分子化したポリペプチドが保湿成分として使われるようになり、植物性コラーゲンと呼ばれています。

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