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カッコンエキス

カッコンエキスとは、マメ科のつる性多年草クズの乾燥した根から抽出されるエキスの事です。

クズは、中国や日本、韓国に多く自生しています。日本では食材として利用されています。
根は中国では古くから漢方薬の材料として、重宝され使われてきました。生薬名は「葛根(カッコン)」です。発汗、解熱などの作用があり、古くから風邪薬としても利用されてきました。
ただしエキスとして使われだしたのは近代になってからです。

カッコンエキスは、イソフラボン配糖体やサポニンを含みます。

化粧品成分としては保湿効果、表皮と角化細胞の増殖促進作用、血行促進作用、抗炎症作用、皮脂の過剰分泌の抑制作用、収斂作用、紫外線吸収作用、また痒み止め効果や、紫外線吸収作用チロシナーゼの活性阻害による美白作用、女性ホルモンに近い作用があります。

また近年コラーゲン合成促進作用が高いことが注目され、シワ・たるみの改善作用が期待されています。

主にクリームなどスキンケア化粧品に配合されます。

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