化粧品成分用語辞典TOP >  さ行:化粧品成分  >  シクロデキストリン

シクロデキストリン

シクロデキストリンは非還元性のオリゴ糖です。デンプンをシクロデキストリン構成酵素で分解して作ります。

シクロとは「環状」の事で、グルコースの分子がリング状につながった構造になっています。リングの空洞内部に香料や油溶性の成分などの物質を取り込む性質があり、分子レベルのカプセルとしての働きを持っています。

水溶性、揮発性、光分解性が不安定な化粧品原料を、安定した状態で配合するためや香料の保香性を高める目的で使われたりしています。吸着剤、キレート剤、可溶化剤、乳化剤、起泡性、脱臭などの働きがあります。

化粧水、乳液、クリ-ム、美容液、パウダー、シャンプーなどに使われます。

リングを構成する分子の数によって、○‐シクロデキストリンとよび分けられます。
α‐6個 β‐7個 γ‐8個 δ‐9個 となります。

白色の結晶、または結晶性の粉末です。においはありません。

このページの先頭へ