セラミド3

 皮膚の皮脂バリアを構成する細胞間脂質の主成分、セラミドと同じ成分です。セラミドは、角質層が健康な状態を維持するための重要な保湿成分です。植物由来や化学合成、酵母によって作られたフィトスフィンゴシンにステアリン酸を結合させるなどの方法で合成されます。

 安定性も高く、化粧品に多用されています。油剤、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤として使われます。肌への浸透性を高めて水分を保持させる働きを持ちます。角質細胞の表面を膜状になって包み、角質の接着や保水の役割をします。乾燥肌や敏感肌、アトピー性皮膚炎の人は、セラミドの量が少なく、バリア機能が低下した状態になっています。乳液やクリームの乳化の安定性を高める、肌へのなじみをよくするなどの働きもあります。

 化粧水、乳液、クリーム、美容液、基礎化粧品、コンディショナー、マッサージジェルなどに配合されています。

 白色~灰色の粉末です。

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