2010年6月アーカイブ

→エモリエント剤

明礬(みょうばん)やタンニンのように、皮膚角質層を凝固させて縮める物質です。汗や皮脂を押さえます。

炎症を治す薬品です。坑炎症剤ともいいます。

珪(けい)素系の合成ポリマーです。樹脂、油、ゴムなどの形態があります。

通気性に乏しく、汗などにも溶けない性質があります。

水に落ちないファンデーション、落ちない口紅などでも有名です。

珪(けい)素原子のことです。シリコーンの原料です。

有効成分などを浸透させるための薬品です。界面活性剤がしばしば用いられます(害のある成分も浸透しやすくなります)。

スクラブ剤は、研磨剤の一種です。

硬い材料(樹脂や種子など)の細かな粒子で、毛穴の汚れや古い角質層をこすって磨いて落とします。

成形剤と同じようなものです。

液体の化粧品の粘度を上げて、形になりやすくするための原料です。賦形(ふけい)剤ともいいます。

界面活性剤の大きな役割のひとつです。

石鹸では落とせないような、汗に落ちない、くずれにくいタイプの化粧品のファンデーションなども、洗浄性の強い界面活性剤なら落とせます。

粘りを出すための原料です。

→皮膜形成剤

帯電防止剤は、湿気を保持し、静電気が発生しないようにする薬品です。界面活性剤が多く使われます。

炭化水素の2個以上の水素をOH(ヒドロキシル基)に変えたものです。ポリオールといいます。

成分名の「~-ル」とはアルコールの意味です。

炭素と水素だけからなる有機化合物です。ここでは直線上に並んだ炭素原子に水素原子が結合した直鎖状の炭化水素をさします。オイル状の物質で鉱物油、鉱物脂ともいわれます。

これから合成したイソパラフィンはスクワランに性状が類似しています。この二つも炭化水素ですが鎖に枝がついています。

酸とアルカリを反応させて、性質を打ち消し合わせて中和するための原料です。

炎症を抑え鎮めるための薬品です。

制汗作用、または、殺菌剤を用いて防臭するものです。

乳化安定剤とは、乳化は難しい作業なので、それを補うための原料です。

乳化補助剤とも言います。

油と水をなじませて乳のようにとろりとしたクリ-ムや乳液にする薬品です。界面活性剤など。

保湿剤など他の働きを兼任するものもあります。

→乳化安定剤

パール化剤

コロイドに真珠のような光沢を持たせるための原料です。
ファンデーション、口紅、乳液、シャンプーなどに真珠のような光沢をもたせたり、粘性の洗浄剤に真珠様の光を帯びさせます。
雲母、ジステアリン酸ポリエチレングリコール(1)などが使われます。


肌荒れ防止剤

角質層の荒れを物理的に抑えて防止する原料です。


撥水剤

水をはじく性質の原料です。水に落ちないファンデーションや口紅などに使われます。
シリコーンなどの皮膜剤が用いられることが多いです。


発泡剤

→起泡剤

角質層の荒れを物理的に抑えて防止する原料です。

水をはじく性質の原料です。水に落ちないファンデーションや口紅などに使われます。

シリコーンなどの皮膜剤が用いられることが多いです。

→起泡剤

シミなどを予防したり改善します。

メラニンそのものを酸化または還元して壊す、メラニン合成にかかわる酵素、チロシナーゼの作用を抑える、などの方法があります。色素沈着とは酸化の一種で、活性酸素が関わっています。還元剤(ビタミンCなど)はその働きを抑えるものです。

美白化粧品は医薬部外品に入るので宣伝に規定があり、「活性酸素の働きを抑える」などの言葉はは使えず「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」としかいえません。

皮膜形成剤は、皮膚の上で皮膜を形成する原料です。

パックがはがれるのはこの成分の性質によるものです。

合成ポリマーや天然ゴム、ゼラチンなどがあります。

天然ものは微生物により分解されるのでより安全と思われます。

→皮膜形成剤

→成形剤

皮膚や髪に付着しやすくするための成分です。皮膚にファンデーションをくっつけるために、ファンデーションの中に入れる界面活性剤に代表されます。

これよりも強力なのが「落ちないファンデーション」に使用させるシリコーンです。

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